優雅でない休日
2009-05-29
今年の前半は、特番の編集三昧だったので、今週はゆるい日常を送っています。 今日は休み。
でも、今まで溜まっていた「個人的作業」をしているので、
気は休んでないですねぇ。
相変わらず「Youtube中毒」は直ってないし。
明日は報道の仕事。
あさってはFC琉球の中継があるので、出勤です。
さて、動け動け。(笑)
観劇〜クロスロードで見た夢は〜
2009-05-24
久々に、演劇を見てきた。
リウボウホールでの公演「クロスロードで見た夢は」。
脚本/山田享楽
演出/我那覇孝淳
出演/仲嶺雄作・平良直子
昼の公演に行ってきた。
ここ一年ほど、演劇というものを見に行っていない。
強いて言えば、去年の夏に、名古屋・御園座に、武田鉄矢さんの座長公演を見にいったくらいだ。
今回見たのは、(私があえて)ジャンル分けするとしたら、アングラ系恋愛モノ。
薄暗い舞台を観客で挟み込む形で見る二人劇だった。
「電話の音が鳴らないようにしてください」という一言を言うために、演出家の書いた25行もの小ネタ満載のメモが添えられてきたくらい、音に敏感になっていた程の密室劇だった。
実は、事前告知のあらすじを読んだ私は、コテコテのサスペンスだと思っていた。
(あらすじを読みたい方は、「クロスロードで見た夢は リウボウホール」で検索すると、結構出て木きますよ。笑)
しかし、一応は殺人的シチューションは登場するのだが、全編緊迫した作品ではなく、
逃げ出した男と、それを追いかけてきた女による切迫したやりとりを、シリアスとコメディーをミックスしたテイストで描き出していた。
昔、私が高校演劇を取材していた時、追っかけていた高校が出場した九州大会で、
審査員の劇作家・別役実氏に、「地味な芝居だが、演劇の基本型である人間関係の葛藤を見事に表現していた」と評していたが、まさに、その通り王道を行く作品であった。
借金・浮気・殺意・を軸に展開される、男女関係の葛藤は、まさに演劇の基本型そのものである。
しかし、告知あらすじに洗脳されていた私は、開演前、パンフレットに掲載されていた、
出演者二人が仲睦まじくカップル風に写っている写真が、ただのスナップだと思っていた。
作品を全て見終えた上で、改めてその写真と、そこに書かれた文章を読んで
それらの写真の意味がようやくわかった。
その写真も物語の一部だったのである。
演劇を観るのに勝ちも負けもないが、強いて言うなら、ここは、プロデュース側の勝ちだ。
ただ、演劇の内容以外で気になったことがひとつ。
私の目の前に、幼稚園〜小学校低学年と思しき少女が、両親に連れられて観に来ていたのだが、
30分を越えたあたりから「もうすぐ終わる?」とぐずり始めたのだ。
パワー溢れる子供たちに、1時間半も黙ってじっと観てろ、という方が酷な話だと私は思う。
そもそも、子供は動き回る生き物で、じっとしていられる生き物は大人なのだ。
だからと言って、子供のいる人は演劇を観に来るな、とまではいわないが、
せめて、友達の親に預けてくるなりする工夫は欲しい。
そして、公演する側にも、子供が黙って見ていられないような作品だなと思った場合、
事前告知に「10歳未満のお子様は、見てると退屈して騒ぎ出す可能性がありますので、
静かに観劇されたい方は、お子様のご同伴をご遠慮願います」的なお断りコメントは出しておく
べきではなかったか。
「子育てに優しい社会づくり」とは、「子持ちの両親をフォローする社会づくり」である。
さて、ここまでが観劇しての私の「劇評」である。
この先がある意味、本題。
一応、この記事のカテゴリを「LIVE&STAGE」にしてありますが、
ここから先は「心情吐露」になります。
密室劇というものは、基本的に観客が感情移入しやすいように出来ているようだ。
役者の演技が、極めて下手でない限りは、目の前に「現実」が生まれる。
そして、観客は、その「登場人物」に好意を抱き、同情し、そして、殺意を覚える。
私が、今日、「登場人物」二人に感じた事を素直に書いてみることにする。
これから綴ることは、あくまで「登場人物」に対するものであって、
脚本の内容や脚本家の思想、演出に対するものでないことをあらかじめご了承願いたい。
観ている人にここまで感情の波を起こさせるということは、脚本と演出と役者の目論見が
「成功」している証拠である。
今日のパンフレットに、マーク・トウェインの著作を引用して
「この物語に主題を見出さんとする者は告訴さるべし。
そこに教訓を見出さんとする者は追放さるべし。
そこに筋書きを見出さんとする者は射殺さるべし。」と記されていたが、
只今より、堂々と告訴され、堂々と追放され、堂々と射殺されてみようと思う。
(一部ネタバレ含む)
カテゴリ :LIVE&STAGE
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演劇と放送
2009-05-24
上記事からの続きです。今回、友人が出演しているということもあり、少し宣伝に関与させて頂こうと思い、
方々手を尽くしてみたが、ヒットしたのは、コミュニティFM1件のみであった。
しかも、私が仕事場としているテレビ局の番組はノータッチ。
帰り道、自転車を漕ぎながら色々考えていたのだが、
どうも最近、地上波の民放テレビの役割は終わったのではないか、と思うことがよくある。
まず、私が演劇部でうつつを抜かしていた高校時代は、それほどインターネットは普及していなかった。一般向けインターネットの初頭である。BBSも、ブログも、mixiも無い。
そんな中での告知活動と言えば、もっぱら「新聞」「雑誌」「テレビ」「ラジオ」になるわけだ。
高校三年の時に、少し一般客を獲得したい「チャリティー公演」をパレット市民劇場で行った。
公演期日ギリギリで私が選んだ告知方法は、ラジオ。
ラジオのヘビーユーザーだった私は、いつもFAXを送っていたラジオ番組に、告知文を書いて、
パーソナリティに読んでもらう形で告知にこぎつけていた。
まぁ、高校生の開催するチャリティー公演なんで、番組も「広告料」なんてうるさいことは言わずに、
親切に読んで頂いた。
学校の先生の計らいで「ラジオカー」まで呼んで頂いた。
(当時は、スゴイ!呼んでくれたんだ、と感激していたが、
主催の代表高校~私立~と、ラジオ局との関係性を知ってしまった今となっては、
なるほど、普通に出来るわな…と思うだけだが。笑)
ある日、打ち合わせに劇場に行くと、パレット前で、演劇空間「大地」の照屋京子さんが
テレビのロケをしていた。
何を思ったか、この私。ロケが終わるのを待って、照屋さんのところに走り、持っていた企画書を
一枚渡し、「告知お願いします」と頼んだのだ。図々しいものである。
当時、照屋京子さんは夕方のニュース番組「エリアレポート」を担当されていた。
約束通り、番組の最後で、公演の告知をしてくれた。
放送を見た私は、大笑いで喜んだ。今でもその番組のビデオを大切にしている。
というように、テレビは、世の中で一番告知力があるメディアなのだ。
そして、高校演劇に源流を持つ私が、最も告知力を持つテレビ屋として果たすべきことは、
演劇界への極力の恩返し。
高校生演劇部、アマチュア劇団、そして、県内にあまねく存在する「劇団」の公演を
出来るだけメディアに取り上げ、注目してもらい、公演に足を運んでもらうようにし、
更には、県内の演劇に携わる者たちが、演劇だけでメシを食えるような環境を作ることなのだ。
しかし、テレビに関わって14年。
どうも私には、その恩返しが出来ていない気がする。
観劇日記
2009-05-24
久しぶりに、演劇を見てきた。 色々と「心に刺さる」芝居だったので、超大作感想文を書いた。
本当に超大作になった。
最後まで読んでくれる人がいるかというくらい、ひとつの記事が長いのに、しかも前後編。
まぁ、どうしてもヒマでヒマで仕方ない人のみ読んで下さい。
私が書きたいから書いた記事なので。
前編「観劇~クロスロードで見た夢は~」
http://uchinaconvoy.blog.fc2.com/blog-entry-238.html
後編「演劇と放送」
http://uchinaconvoy.blog.fc2.com/blog-entry-155.html
パンデミック
2009-05-17
去年だかおととしだか、感染症が激しい勢いで広がっていくという恐怖を描いた映画がありましたね。そんな感じになってきてますね。
励行!うがい、手洗い、マスク。
頑張れ~。
2009-05-14
そう言いながら気合いを入れないと続かない仕事をしています。 とりあえず、来週の今日には解放されるように、
頑張ります。
火の見櫓(やぐら)
2009-05-10
なかなか消防車が「消火活動」をしている現場を目の当たりにする機会も少ないと思うし、出来れば無い方がいいと思うわけだが、やはり、そんな機会に遭遇するものである。記憶に残っているだけでも過去2回。
1度目は、なんと私の会社が入っている建物内でのボヤ。
2度目は、私の家のすぐ後ろで朝8時に。燃えた家の持ち主自身による放火だったらしい。
そして、本日、3度目。

夜のニュースで見た方もいらっしゃるだろう。
通称・神里原(かんざとばる)と呼ばれる地域での火事。
大体、我が家の近くには那覇署があり、しかも、以前には県立那覇病院も近くにあったものだから、サイレンなんてものは既に聞きなれてしまっていて、大したことでは動じなくなっていた。
ところが、今日の消防車の多さに、思わず表に飛び出した。
私の家は、高いところにあるので、煙でも上がろうものなら、
目視できる範囲であれば、すぐに見つけられる。
煙を見つけた私は、まず、報道部に電話を入れ、その後慌てて
現場に携帯片手に自転車で急行。
既に通行止めになっていて、見物人も多く集まっている現場で、報道の取材スタッフが来るまでの繋ぎとして、15秒の動画を何本も撮影し、
報道スタッフが到着したのを確認して、帰宅。
たぶん使われないとわかっていながらも、とりあえず動画をメールで送信。
結局火事は3時間近く燃えていたらしい。
どうも職業柄、本当は死傷者がいなかったかを心配すべきなのに、
動画の撮影が終わった後、
もう少し早めに動けなかったか、とか
もう少しいい場所を確保できなかったか、とか
燃えている所が撮れなかった、とか、
そんな映像的な面で後悔する気持ちが先に来るのである。
職業病である。
とりあえず、ケガ人がいなかったとのことで幸いでしたが、
所有する建物や、働く場所を失ってしまった方には、
お見舞いを申し上げます。
GW稼働中。
2009-05-05
はい。連休って何ですか? いくつかの仕事が重なり合っている、そんな黄金週間です。
那覇ハーリーの花火を会社から見ています。